2017-01-01から1年間の記事一覧
横断的観察でも、後方視的な情報にもとづくある程度の確実な”実証”であっても、もちろん手順を踏んだエビデンスであっても、医療政策や医療提供などの研究者が声高に、自分のもつデータからの解釈を講釈するのを聞くと、居心地悪くなることはありませんか。 …
最近外来での話題で、「長生きしたい」と聞くことはめっきり減った印象がある。 一方で増えているのは、「早く逝きたい」ということばだ。 「それは僕の仕事じゃないなあ」と言いながら、手持ちぶさたにカルテを打ち込むのが精一杯。先に逝ってしまった家族…
外来で膝が痛いと言われれば、一通りの膝の診察をし(北海道でなら普通に自分でポジショニングしてレントゲン撮影もしてました。膝2R、荷重も、必要なら軸写も;しかもその当時はフィルムだった…)、眠れないといわれれば、うつ含め精神心理的な問診と内科…
がん患者にとって、情報は命であり、希望である。 は、年末にがん対策情報センターの10周年記念式典で、天野慎介さんの言葉から聞いた元「がん患者団体支援機構」理事長 三浦捷一さんのことば。感じるところがあって、三浦さんの本を読む。 がん戦記―末期癌…